エステルオイルは極性基という電気的特長を持っています。
これは分子が極性をもっている為、エンジン内の金属面に電気的に吸着する特長があります。
また分子の粒子サイズが細かいので、極めて均一に金属面に吸着し、
油膜形成力が強いのも特徴のひとつです。
実走シーンでは街中走行、高速走行などあらゆるシーンをカバーする高温安定性はもちろん、
エステルがもつ高い耐荷重性、そして優れた潤滑性が体感できます。
- 鉱物油
- ・重油を精製し、不要な成分を除去した、一般的なベースオイル。
- ・精製コストが安く、安定した供給ができる。
- ・極性は持たない。
- ・油膜形成力は無い。
- ・低温流動性は低い。
- ・高温安定性は劣ります。
- 化学合成油
- ・原油から抽出されたナフサを化学的に分解し、有効な成分を合成・均一にしたもの。
- ・化学的に安定した性能が得られるベースオイル
- ・極性は持たない。
- ・油膜形成力は無い。
- ・低温流動性は優れており、コールドスタート時にエンジン負担がありません。
- ・高温安定性は高く、高回転時にも安定しています。
- エステル
- ・分子工学技術を基に作られる化学合成油。
- ・極性による金属親和性がある。
- ・油膜形成力は極めて強い。
- ・低温流動性は優れており、コールドスタート時にエンジン負担がありません。
- ・高温安定性は高く、高回転時にも安定しています。
- ・分子サイズが小さく、金属面に均一に吸着されます。
①化学的自由度 ②揮発性 ③低温流動性 ④熱安定性 ⑤生分解性 ⑥加水分解安定性